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グローバルユニオン

2011年8月12日 第15号
【グローバル・デリバリー・ブリーフィング】第14号

ITF/UNI
1. 2011年ITF組織化・教育総会
2.新設のグローバル・デリバリー・ページとTNT労働者ネットワークのブログ

DHL
3. モニカ・オクペを支援しよう!
4. ITF/UNI、国連グローバル・コンパクトにDHLを正式提訴
5. ITF/UNI、DHLの株主総会(2011年5月25日、フランクフルト)に出席
6. ユナイト労組、DHLとの紛争で大手スーパーに介入を要請
7. DHL、コロンビアのボゴタで事業拡大
8. DHL、コスタリカの事業拡大−250人の雇用創出

UPS
9. 英政府、UPSの航空貨物検査を禁止

Fedex
10. チェンナイのFedex労働者、ストを通知
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1. 2011年ITF組織化・教育総会
ITF の2011 年組織化・教育総会(6 月28−30 日にサリー州のイーシャーで開催)に、世界中のITF 加盟組
合の組織化担当が結集し、教育が組織化に果たす役割や、ITF グローバルデリバリー・プログラムなどの分野
で組織化を進めるための革新的新手法について議論した。
パネルディスカッションとワークショップを行い、組織化にリサーチやソーシャルメディアが果たす役割について
検討した。2 日目には、革新的な「ITF 組織化アカデミー」が立ち上がった。アカデミーの中核的理念は、オル
グ同士の情報交換、オルグ担当の知識バンクやネットワークの創設、組織化プロジェクトのメンター制度などだ。
現場での組織化を支援する新しい組織化マニュアルなど、画期的資材も紹介された。
「ITF 組織化アカデミー」の詳細は、organising@itf.org.ukまでお問い合わせを。

2. 新設のグローバル・デリバリー・ページとTNT労働者ネットワークのブログ
大手4社に焦点をあてた新しいサイト(http://www.respect4workers.org)が立ちあがった。

3. モニカ・オクペを支援しよう!
2011 年5 月6 日にオスロのウルヴェン・ターミナルでDHL の現地法人の管理者から「無断欠勤」を
理由に解雇されたノルウェー運輸労組の活動家で、職場代表と支部長も務めるモニカ・オプケに連帯
を表明したい。
モニカの解雇には、組合員の権利と労働組合の価値観のために立ち上がった組合の役員を切り捨てよ
うというDHL の意図が明白に表れている。モニカは、DHL ノルウェーの配送センターでストを主導
し、その結果、臨時労働者、派遣労働者、短期労働者の使用に関する重要な規則が変更された。
ノルウェー運輸労組の職場代表を務めるモニカ・オクペは、長年の努力の功績が認められ、職場だけ
でなく、労働界から広く信任を集める指導者だ。ノルウェー労働総同盟(LO)オスロの運営委員や交
運労働者平等委員も務める。
6 月7 日、オクペとDHL の間で交渉が行われた。世界中から圧力がかかる中、DHL は依然として態
度を変えていない。だが、オスロの運輸労組はDHL が仮にオクペを訴えたとしても、勝算は低いと
見ている。

4. ITFとUNI、DHLを正式に国連グローバル・コンパクトに提訴
ITF とUNI は、加盟企業を対象に一連のガイドラインを出している国連グローバル・コンパクト
にDHL を正式に提訴した。DHL は、2006 年に国連グローバル・コンパクトに参加した。ITF と
UNI が提示した証拠から、DHL がこのガイドラインのいくつかの項目に完全に抵触していること
が明らかになっている。提訴により、国連にDHL をグローバル・コンパクトの加盟企業リストか
ら外すよう求めている。

5. ITF とUNI、DHL の株主総会(2011 年5 月25 日、フランクフルト)に出席
ITF とUNI の代表者がフランクフルトで開かれたDHL 株主総会に出席した。
ヴェルディ労組などの組合員が総会会場前でビラ配りをしている間、会場内ではフランク・アピール
CEO が南アフリカや中南米諸国の職場への嘘発見器の導入について、徹底的な質問攻めにあってい
た。
総会会場では、ITF とUNI の代表者がコロンビアのエドウィン・ベラスケス・アヤラ の事件を取り
上げ、噓発見器の問題を追求した。ボゴタのDHL で軽度の窃盗が発生した際、噓発見器によるテス
トが導入され、その結果、アヤラが解雇されていた。この窃盗事件の調査は正式に行われず、アヤラ
には事実無根の告発に異議を唱える機会も与えらなかった。なぜ解雇されなければならないのか、な
ぜ自分が噓発見器に「ひっかかった」のか説明もなかった。噓発見器のテストで、アヤラは家族や家
族の活動、家族との関係、家族に犯罪者はいるかなど、屈辱的で到底許容できない尋問を繰り返し受
けていた。

6. ユナイト労組、DHLとの争議で大手スーパーに介入を要請
6月1日、英国のITF加盟労組、ユナイト労組が大手スーパーマーケットのセインズベリー前で組織し
た抗議行動に、昼食中の家族を含む100名が参加し、納入業者のDHLが最近導入した新シフトに反対
するよう訴えた。新シフトは、DHLの倉庫労働者やドライバーの家庭生活を大きく破壊する内容にな
っている。デモ参加者は、セインズベリーが最近展開している「週50ポンド(約6,200円)で一家の
食費を賄おう」キャンペーンの精神に見合うように、DHLの労働者を守るべきだと主張した。DHL
はセインズベリーと専属で倉庫・配送業務契約を結んでいる。
新しいシフトが導入されると、DHL労働者が家族と一緒に週末を過ごすことが非常に難しくなる。
5日間のシフトを12週行ううち、週末が休みになるのはたった3回だけになる計算だが、会社側は、
新シフトが嫌なら辞めてもらうと労働者に伝えている。

7. DHL、コロンビア のボゴタで事業拡大
エルドラルド空港業務が中心となっているコロンビアのボゴタで、DHLが事業を拡大する。四千平
方キロメートルの設備が増築され、新規に直接雇用30名、間接雇用60名の採用が期待される。

8. DHL、コスタリカの事業拡大−250人の雇用創出
DHLは、コスタリカの事業拡大の一環として、今年から来年にかけて新たに250人を雇用する計画で
いる。コスタリカは世界に2つあるDHLのサポートセンターの一つを担う(もう一つの拠点はマレー
シアのクアラルンプール)。
今年採用される100名は、米国事業部の財務・会計業務を担当することになり、残りの150名は2012
年に採用し、急送便事業を担当し、財務・会計部門とともに、米国以外の南北アメリカ大陸を管轄す
る。DHLは、英語、チェコ語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語で多国籍企業にサ
ポート業務を提供している。

9. 英政府、UP S の航空貨物検査を禁止
英国政府は、国内の一部施設において、UPSの航空貨物検査を保安上の理由から禁止した。

10. チェンナイのFedex労働者、ストを通知
ITFに加盟するグローバル国内宅急便一般従業員労組(GDCS)は、6月17日、チェンナイでFedexの
急送便サービス部門の営業部長にストを通知した。労働者は、会社が労使で合意した組合の要求事項
を実施していないことに抗議し、7月初めにストを実施する予定だ。

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【グローバル・デリバリー・ブリーフィング】第14号
 
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