国際運輸労連-ITF
メニュー 路面逆輸部会 バックナンバー
HOME
ITFについて
ITF−所在地
リンク
ITFニュースオンライン
>> 最新号はこちら
その他ITF情報
>> 最新号はこちら
 
国際運輸労連(ITF)機関誌
トランスポート
インターナショナル >>
最新号はこちら
シーフェアラーズ
ブルテン >>
最新号はこちら
 
ITFニュースオンラインバックナンバー
ITFニュースオンラインバックナンバー
東京事務所
〒108-0023
東京都港区芝浦3-2-22
田町交通ビル3階
地図はこちら
TEL:03-3798-2770
FAX:03-3769-4471
mail:mail@itftokyo.org
>> 詳しくはこちら

グローバルユニオン

多国籍企業

路面運輸業界での多国籍企業の数は、民間及び国営の路面運輸事業の買収により、全世界的に増加しています。この現象は、特にバス部門において多く見られ、イギリスのステージコーチ社やフランスのコネックス(ビベンディ)社は、バス、鉄道、路面電車ネットワークの買収を行い、世界的企業へと発展を遂げました。
多国籍企業は世界の多くの国で公益事業を手中にすると、自国での雇用条件よりも安く雇える外国の労働力を得ようと全力を尽くします。多国籍企業は、出来る限りの反組合的手段を使い、より安い未組織労働者を雇うのです。
大企業や多国籍企業の多くは、会社側のコスト削減のため、運転手に自営業者となるように奨励します。会社によっては、それを雇用の前提条件とすることもあります。しかし、多くの国で自営の運転手が労働組合に加盟するのは難しいのが現状です。多国籍企業は世界的なブランドネームで仕事をしながら、家内工業的産業を育成しています。
▲ ページトップへ
路面運輸

路面運輸業界での規制緩和はトラック運転手に強い打撃を与えました。競争の名のもとに運賃の標準タリフが廃止され、その結果運転手の賃金や労働条件は切りつめられ、労働時間が延長されたからです。
さまざまに異なる労働者を結束させるものは、経済的発展の利益を得ることが少なく、民営化や規制緩和によって最も大きな打撃を被る立場に追い込まれているのが、路面運輸労働者であるという事実です。世界の交通運輸労働者が顔をあわせる回数は少ないにしても、皆、同じ経験をしているのです。
▲ ページトップへ
安全衛生

業界の規制緩和の結果、路面運輸労組は労働条件の劣悪化に直面しています。労働者自身の生命ばかりか、他の道路利用者の生命も危険にさらすことになりかねないひどい長時間労働はそうした問題の一つです。
路面運輸部会全般についていえば、貨物と乗客、男性と女性、乗務と非乗務の区別なく、規制のない長時間労働が事故の原因となっています。
ITFは、運転手の労働時間については、運転時間に限らず、全労働時間を週当たり最長48時間以内とするキャンペーンを行っています。労働時間に関する規制がある場合は、その規制がきちんと守られるように査察の力が必要ですし、運転手が快適かつ安全に休息をとれるように休憩室の設置も必要です。
▲ ページトップへ
労働者の組織化

交通運輸労働者の労働条件に対する攻撃に抵抗し、安全衛生問題を改善していく効果的な手段の一つは、全ての労働者が組合を組織することです。組合に加入した労働者は、賃金も労働条件もよくなります。米国では非組合員のトラック運転手の平均収入は組合員の運転手平均に比べて40%低くなっています。
労働者が組合員でない場合、組織労働者であれば承知しないような給与や条件を受け入れないわけに行かず、その結果ずるずると最低の条件まで引き下げられ、ひいては全ての交通運輸労働者に悪い影響をもたらします。労働条件に対する共通の脅威に対し、立場の異なる路面運輸労働者の各グループがまとまって闘うためには、労働組合の団結力が不可欠です。
▲ ページトップへ
国際行動日

毎年65カ国以上で、何万人もの労働者が結束し、路面運輸業界における労働条件、賃金、安全衛生などの待遇改善を要求しています。
この日は、労働条件の切り下げに対して、路面運輸労働者の結束と連帯を促し、また路面運輸業を一つの産業として振興させていくための日です。
国際活動日の主題は「疲労は命取り! 労働時間の短縮を」です。なお、各組合はこの主題にそれぞれの地域での要求事項を加えることができます。
昨年は、65カ国から約25万人の労働者が行動日に参加しました。労働組合員は、疲労、民営化および規制緩和の問題に焦点をあて、道路封鎖、デモ、情報セミナー、ピケ、政府陳情などの活動を行いました。
▲ ページトップへ
疲労は命取り

世界的調査によれば、疲労こそが道路上の事故の主な原因ですが、これは防止可能であることが判明しています。危険物満載のトラックや満員のバスを巻き込んだ大事故は、運転手の居眠りや過労によるものです。長時間労働、僅かな名ばかりの休息、乏しい休憩施設などが運転手の疲労を生み出す中心問題です。
▲ ページトップへ
連帯

ITFの路面運輸部会は、 争議中の路面運輸労働者のための連帯を世界中に要請することも少なくありません。世界の加盟組合に支援メッセージを送るように呼びかけたり、 関連当事者に抗議文を送るように呼びかけたりします。多国籍企業が多くの国の公営の交通運輸システムの買収を行っている今日において、世界的な行動や地球規模の連帯が重要なのです。
▲ ページトップへ
ITFの活動計画と会議

ITFの活動計画は、労働組合権を確保し、組合の効果的な成長を支援するように立案されており、次の行動が含まれています。
○ 長時間労働に反対するITF国際行動日の促進。
○ 公営の公共交通の推進。
○ 未組織労働者の組織化を支援する実践的訓練と教育の実施。
○ 多国籍企業に関する組合のネットワークの開発。
○ 非乗務、ロジスティックス、タクシー、スクールバス、自営運転手などの労働者のための活動の展開。
○ 職場暴力に対する組合活動への支援
○ 安全衛生に関する計画の促進(HIV/エイズを含む)、ロジスティクスや地域経済機構に関する部会を超えた活動への参加
キャンペーン活動を促進するために部会会議を定期的に開催しています。路面運輸部会は各地域の代表者に加えて、議長のピーター・バラノフスキー(ベルディ、ドイツ)、副議長(貨物)のヒューゴ・マヨノ(トラック輸送者連盟、アルゼンチン)、同じく副議長(旅客)のアズビヨン・ウオール(NKK、ノルウェー)、女性代表のキャシー・ランディ(バーミューダ産業組合)で構成されています。
ITF路面運輸労働者部会と鉄道労働者部会は合同で都市交通委員会と呼ばれる常設の委員会を設置し、共に活動しています。委員会の行動計画や代表者の詳細はお問い合わせください。
▲ ページトップへ
路面運輸

路面運輸部会はITF8部会のうちの一つで、世界中の191余の組合と、その組合が代表する150万人以上の組合員を擁しています。
加盟組合には公営・民営の会社に従事するバス運転手、トラックやロリーの運転手、 タクシーやミニキャブの運転手、非乗務の路面運輸労働者、また関連の情報産業分野の労働者が含まれます。運輸ロジスティクスに従事する労働者の数はますます増加しています。
他の運輸部門と同様に、路面運輸業もグローバル化によって多国籍企業に新しい市場が開かれた結果、業界における規制緩和の結果として、最近、大きな変化を遂げています。
かつては公営または国営であった産業の民営化と産業界を通じての規制緩和により、労働条件、特に労働時間、賃金、そして労働者を組織する権利に対する圧力が強くなりました。
路面運輸部会は、労働者に関する世界の情報や、規制緩和、民営化、安全、労働組合に関する背景知識の提供を行います。 また、加盟組合からの支援メッセージや抗議文の送付をコーディネートし、共闘の要請に応えます。
ITFの路面運輸部会は組合員の労働条件、賃金、権利を擁護するために活動している加盟組合を支援するとともに、改革が実施される場合には労働者との十分な協議がなされるように、呼びかけています。
オープン・ボーダー(開かれた国境)の結果、別の国で低賃金労働に従事させる労働者をある国で採用するという現象に組合は直面しています。また、運転手は請負契約は自営運転手として契約するように圧力を受けているほか、乗客の暴力や、バスやトラックのハイジャックなどの犯罪に直面する事態も増えています。
国際輸送に従事する運転手は、国境を通過する際、悪質な担当職員や警官から迅速な処理への賄賂を要求されることもあります。 ITFは加盟労働組合と協力して、運転手が適正な保護を受け、円滑かつ合法的に国境を通過できるよう使用者側に申し入れを行っています。
長距離運転手は長い距離を移動するためHIV・エイズにかかりやすく、この病気の危険性について教育を受ける必要があります。ITFは加盟組合と協力し、路面運輸労働者にHIV・エイズやその他の職業上の衛生問題に関しての知識と教育が一層充実するよう行動しています。
▲ ページトップへ
 
ITFについて
港湾労働者部会
船員部会
鉄道労働者部会
民間航空部会
路面運輸部会
 
mail@itftokyo.org Copyright (C) 2004 International Transport Workers' Federation TOKYO All Rights Reserved.