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No.24/2010 |
■海難事故 |
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海難事故
船員が知っておくべきこと!
あなたの船が海難事故に巻き込まれた場合、事故に関する取り調べが行われたり、関係国によって拘束されたりした際に、船員を公正に扱うための国際ガイドラインがあることを知っておこう。
このガイドラインの名称は、「海難事故の際の船員の公正な処遇に関するIMO/ILOガイドライン」である。
このガイドラインは、港湾国、沿岸国、船籍国、船員の出身国および船主に対し、船員を公正に処遇するよう義務付けている。
このガイドラインに基づくあなたの権利を理解しておくことが重要である。これによって、もし海難事故の後に、あなたが尋問または拘留された場合、何をなすべきか、どのように自分の権利を守るべきかを知ることができる。 |
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あなたの船が関係する海難事故について尋問を受ける場合
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あなたが必要と考えるなら、尋問に答える前に、あるいは港湾国、沿岸国、船籍国の調査員に対して供述を行う前に、弁護士を要求すべきである。なぜなら、これらの回答や供述は、将来の刑事またはその他の法的手続きにおいて、あなたに不利な材料として利用される可能性があるからである。 |
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会社または労働組合に連絡し、助言と支援を求めること。 |
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質問の内容を、必ず完全に理解すること。 |
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何らかの点についてあなたが理解できない場合
・当局に対し、質問を中止するよう求めること。
・必要なら、通訳の支援を要求すること。 |
まず、あなた自身の利益を守ることが重要である。そのためには、会社、労働組合あるいは弁護士から受けた助言を守るべきである。情報を提供するように助言を受けた場合には、捜査員に対し、誠実に真実を述べることが重要である。 |
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公正な処遇に関するガイドラインの詳細は にアクセスしてください。 |
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