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2005年10〜12月 第21号 |
■今月のニュース |
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海運
英国フェリー船員組合認知を獲得
ITFに加盟する英国船舶職員組合(NUMAST)は、過去3年間にわたり、ドーバー港とニューヘブン港を結ぶ英仏海峡横断フェリー、ホバースピード号の従業員の組合認知をめぐって、争っていたが、7月5日、英国の中央調停委員会(CAC)の決定により、認知を勝ち取った。この決定により、ホバースピード号に乗り組む職員の協約締結権も保護される。
ホバースピード社(米国の多国籍海運・輸送会社、シーコンテナ社のグループ企業)は、これまで再三にわたり、NUMASTの組合認知要求を退け、イタリアの労働組合とすでに協約を締結しており、同船の職員はチャンネル諸島の企業と雇用契約を結んでいるため、同社は雇用主ではないなどと主張していたが、CACは企業側の主張を退けた。
マーク・ディキンソン書記次長は、この判決を歓迎し、「労働者の歴史的な勝利だ。これにより、英国の船員の雇用権が確実に保障された」と述べた。
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