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2007年10〜12月 第29号
■今月のニュース
 
行動日

収監中の組合指導者に世界の連帯


テヘラン・バス労組指導者のマンスール・オサンルーとサケズ・ベーカリー労組及びイラン労働組合結成調整委員会のマームード・サレヒの釈放を求めて行われた国際行動日に対し、イラン当局は、逮捕と禁止で対応した。

行動日の朝、テヘラン・バス労組の5人の執行委員が逮捕された一方で、国家公安警察がオサンルーの自宅に配置され、彼の釈放を求めて集会を計画していた組合員たちを脅した。
逮捕されたエブラヒム・マダディ、ダブード・ラザウィ、ヤコブ・サリミ、ホマヨーン・ジャレビ、エブラハム・ゴハリは、後になってオサンルーと共に、テヘランの悪名高いエビン刑務所に収監されたことが判明した。
行動日は、ITFの呼びかけで行われ、国際労働組合総連合(ITUC)、アムネスティ・インターナショナル及び世界中の労組や労組協議会の支持で進められた。
行動日当日にさらに逮捕者がでたことに言及しつつ、ITF書記長のデビッド・コックロフトは、「過去2年間の道理にかなったあらゆる働きかけにもかかわらずこうして逮捕や脅迫行為が繰り返されているのを見ても、イラン政府は、弾圧強化へと突き進んでいることがわかる」とコメントしている。
彼はさらに続けて「われわれは決して消え去らないということをイラン政府に伝えたい。マンスールや世界中の組合活動家、それに一般の人々もあきらめないだろう。皆、道理に適った要求をしているだけである。求めているのは、組合に参加する基本的な権利に過ぎない。イラン政府がこれを押さえ込もうと粗暴にふるまうことで、われわれの要求はますます広範な人々に力強く訴えかける力を持つようになる」と語る。
国際的な圧力が功を奏して、オサンルーは逮捕から1ヶ月以上たった8月14日、初めて、弁護士と接見することが出来、電話で妻と話すことも認められた。
■テヘラン・バス労組組合員の抗議集会は、副委員長のエブラヒム・マダディの釈放につながった。集会は7月3日のオサンルーの逮捕の後、テヘランの法務省前で開かれた。その直後になって、全ての罪状が取り下げられ、マダディは釈放され刑務所を出た。
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アルジェリア:鉄道組合がイラン大使館に抗議書簡を送った。

オーストラリア:オーストラリア労働組合評議会(ACTU)代表が、キャンベラのイラン大使館に抗議書簡を送った。メルボルンのITF加盟組合は、外務省の外でピケを張り、イラン労働者への連帯を示した。マンスール・オサンルーの状況は、8月9日、ビクトリア州議会の上下両院で取り上げられた。

オーストリア:オーストリア交通運輸サービス労組(VIDA)は、外務省に連絡を取り、8月9日にイラン大使館との話し合いを要請、集会が開かれた。

ベラルーシ:ITUC加盟のベラルーシ民主労組評議会(BCDTU)が、ミンスクのイラン政府代表部に抗議書簡を送り、8月9日のイラン大使との面会を要請した。

ベルギー:ITUCとITF加盟組合は、ブリュッセルのイラン大使館でデモ行進を行い、その際、書簡が手渡された。

カナダ:カナダ労働組合評議会(CLC)は、イラン大使宛書簡を提出した。CLCにより夜徹しの集会が、トロントのクィーンズ公園で行われた。

エジプト:航空運輸・路面運輸一般労組(GUATW)により、抗議と連帯の書簡を渡す目的でイラン大使館前で集会が開催された。

フランス:CFDT、CGT、FOなどフランスの組合がイラン大使館前で集会を開催した。

ドイツ:バス労働者が、フランクフルトで抗議行動を行った。

英国:ITF、ITUC、イギリス労働組合評議会(TUC)、 アムネスティ・インターナショナル及びイラン人グループが、ロンドンのイラン大使館の外でデモ行進を行った。ITF書記長デビッド・コックロフトがオサンルーの釈放を求める3,000人の署名入り請願書を手渡そうとした。

インド:NUSIとTDWUは、ムンバイのイラン領事館前で、合同で抗議行動を行った。AIRF-NRMU-HMSのメンバー500人以上が、デリーの議会通りに集まり、マンスール・オサンルーの拉致に抗議した。警察は、当初、イラン大使館前のデモ行進を認めなかった。しかし最終的には、代表がイラン大使館に出向き、領事に面会することが許可された。イラン領事は、インドの人々がイラン市民の釈放を求めて抗議行動を行ったことに驚きを示した。領事は、抗議をイラン政府に伝えると約束した。

インドネシア:イラン大使館前に抗議をする人々が集まった。抗議書簡が手渡され、一等書記官がイラン大使の指示により、ITF加盟組合代表と面会した。

イラン:テヘラン・バス労組は、支持者たちにテヘランのマンスール・オサンルーの自宅に集まるよう要請した。しかし集会やデモ行進は、イラン公安警察による逮捕と脅しのため、阻止された。

フィンランド:AKTはフィンランド食品産業労働者組合(FFWU)とともに、ヘルシンキのイラン大使館を訪れ、ITFの請願書と組合の請願書を手渡した。

日本:日本の組合代表団が、東京のイラン大使館を訪問した。連合、ITF、交運労協国際局(ITF-JC)、国際食品労連日本加盟組合協議会(IUF−JCC)の代表が、領事のモハメド・アリ・サルマディ・ラドと面会した。抗議書簡、ITF請願書、キャンペーン・ポスターを手渡し、マンスール・オサンルーとマームード・サレヒの釈放を要請すると共に、彼らに適切な医療と弁護士・家族との面会が認められるよう求めた。

ヨルダン:組合が抗議書簡をイラン大使館へ手渡した。

マレーシア:ITFのマレーシア加盟組合協議会は、クアラルンプールのイラン大使館に抗議書簡を手渡した。

モロッコ:路面運輸労組(GULT)と港湾労組(GFPW)の指導者が、他の仲間と共に、イラン大使館前でデモ行進を行うとともに、イラン政府に宛てた抗議書簡を渡した。

ネパール:ネパール交通運輸労組(Netwon)は、国内にイラン外交部が無いためネパール政府に抗議書簡を提出した。

オランダ:組合は、マンスール・オサンルーの釈放を求める請願書をイラン大使館に手渡した。

ノルウェー:4つの組合(ノースク交運労組など)がイラン大使館前でデモ行進をした。抗議書簡が、イラン大使に手渡された。

パキスタン:ラホールでデモ行進が行われた。

パレスチナ:交通運輸一般労組(GUTU)が、イラン大使館にあてた連帯書簡を送った。

パナマ:パナマのITF加盟組合は外務省にあてて書簡を出し、マンスール・オサンルーとマームード・サレヒを即刻釈放するように求めた組合の要請をイラン政府に伝えるよう、働きかけるよう求めた。

ルーマニア:交運労組(FST)がイラン大使館前でピケを張り、マンスール・オサンルーとマームード・サレヒの釈放を呼びかけるビラを配布した。

スペイン:UGTがイラン大使館にITFの請願書送った。UGTは、CCOOと連携して、行動日の活動を進めた。

スウェーデン:スウェーデンLOの代表団が、イラン大使館に書簡を提出した。

スイス:SEVは、ベルンのイラン大使館前で抗議行動を行い、抗議書簡を渡した。ジュネーブでは、ITUC、UNI、PSI、IMF、IUFなどの国際産別組織代表から構成された代表団がイラン代表部を訪ね、大使に面会した。

タイ:バンコクのイラン大使館でピケが張られた。

トリニダードトバゴ:船員組合(SWUTU)が、イランに収監されている組合活動家の苦境を知らせるための、記者発表を行った。

チュニジア:交通運輸労組(NFT)の労働者がイラン大使館前に集まり、抗議行動を行うとともに、連帯書簡を手渡した。

米国:チームスターズ労組、米国労働組合総同盟(AFL-CIO)、連帯センターが抗議書簡を手渡すため、ワシントンD.C.のイラン利益代表部を訪れた。
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