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2008年1〜3月 第30号 |
■今月のニュース |
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フランス
鉄道労働者の賃金・年金スト
CGT、CFDT、FGAAC、FO、CFTC、Sud-Rail、CFE-CGCなどの交通運輸労組に代表される鉄道労働者は、サルコジ政権の年金改悪案に反対して、2007年10月、フランス全土でストを決行した。
現在、鉄道労働者は組合が数十年前に勝ち取った「特別制度」のおかげで、運転士は50歳、その他の労働者は55歳で引退し、年金全額を受け取ることができる。ガス・電気の労働者や、教員、講師なども同様の「特別制度」の改悪に直面しており、このストを支持した。
このストは年金改悪阻止のほか、賃上げや貨物部門のリストラ計画反対も訴えた。300以上の駅の閉鎖を含むこのリストラ計画が実施されれば、何千人もの雇用に影響が出るからだ。
フランス国鉄および政府は、鉄道貨物の将来に関する労組との対話に応じていない。
このストはスト権を制限する「最低サービス」保証の導入計画をめぐる議論の最中に発生した。
「労働者が人間らしい生活を送るために勝ち取ってきた諸条件が、世界中で、新自由主義を標榜する改革者たちに攻撃されている。改革が推し進められている国々では、金持ちはより金持ちに、貧しい者はより貧しくなっている。政府と経営者はこれらの問題について組合との対話に入るべきだ」とITFの浦田誠内陸運輸部長は語った。 |
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