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2008年1〜3月 第30号 |
■今月のニュース |
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HIV-エイズ
インド鉄道
HIV-エイズ研修
ITFに加盟する全インド鉄道労働者連盟(NFIR)と全インド鉄道員連盟(AIRF)は、9月にコルカタで開催されたITF南アジアHIV計画セミナーで、全国の鉄道労働者を対象とする全ての研修にHIV-エイズ問題を取り入れることを鉄道局に提案すると宣言した。両組合は現在、全鉄道労働者の約7割を組織している。
インド鉄道は運転士や車掌のための学校を数多く運営しているが、そこで実施されている新人研修や再教育コースにHIV-エイズ問題を取り入れることを鉄道局が合意することが期待される。
「HIV-エイズが鉄道局の研修に取り入れられれば、鉄道労働者はこの問題により敏感になり、行いが変わるかもしれない」とITFデリー事務所のニシ・カパイは言う。
このセミナーでは、ITFに加盟するインド前進的船員組合(FSUI)が今年始めに開始した事業に関する報告も行われた。FSUIは、船員を対象とする独自の研修事業にHIV-エイズ問題を取り入れている。
インドには現在、250万人のHIV-エイズ患者がいる。
「この地域は、疫学的に見て非常に重要だ。各国は穴だらけの国境でつながっていて、人の移動が激しい。つまり、国境を越えた感染も非常に早いということだ」とITFのHIV-エイズ・プロジェクト・コーディネーターのアシフ・アルタフ博士は語った。 |
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