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2008年1〜3月 第30号 |
■今月のニュース |
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港湾
ニュージーランド
港湾争議
10月にストを実施したニュージーランドの港湾労働者が、賃金と労働条件をめぐる抗議運動を強化し、今後も一連の活動を計画している。
ITF加盟のニュージーランド海事労組(MUNZ)に加入するオークランド港の港湾労働者は、3.25%の賃上げに象徴される会社からの回答を拒否して、3.25時間のストを実施した。同組合は、それ以前の3.25時間ストと、その前の週の2日間にわたるストを実施しており、250人以上の港湾労働者がこれらのストに参加した。MUNZは、4.5〜4.9%の賃上げと、未払い賃金の支払いを要求している。
港湾会社は、組合の承認を得ずに、3.25%の賃上げ率で計算した給与を既に港湾労働者の銀行口座に振り込んだ、とMUNZは報告している。
MUNZオークランド第13支部のデニス・カーライル支部長は、「港湾労働者が会社側の戦術を見抜いていることは明らかだ。労働者は一致団結し、真の労使交渉による労使合意を目指す決意でいる。労使交渉を避けようとする会社の戦術を受け入れるつもりはない」と述べた。
「労使交渉は行われていたが、会社側には妥結に向けた必要な『発想の転換』ができていなかった。組合は、会社が考えを改めると確信している。組合の要求は理に適ったものであり、会社が組合の話を聞く気持ちになれば、いつでも交渉に戻る用意がある」とカーライル支部長は付け加えた。
ITFは、オークランドの港湾労働者に対する全面的支持を表明している。 |
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