|
|
2005年4〜6月 第19号 |
■今月のニュース |
|
|
コールセンター
ITFコールセンター会議
2004年11月、コールセンター労働者を組織する組合のための初めてのITF会議が開催され、高い離職率、低賃金、職業技術に対する認識不足などの課題について話し合った。
コールセンター労働者(その大半が女性)は一般的な交通運輸労働者とは離れた場所で働いているため、組織するのが難しい。使用者側が組合のオルグを防ぐためにコールセンターへの立ち入りを制限していることもある。
ロンドンに集まった16カ国30人の会議参加者がキャンペーンと連帯を通じてコールセンター労働者の職業認知を求めた成功談などを交え、意見交換をした。
会議参加者はコールセンターの運動で主導的な役割を果たしている国際産別組織、ユニオン・ネットワーク・インターナショナル(UNI)との協力に合意し、10月に予定されているUNIのコールセンター行動月間への参加を支持することを確認した。
また、UNIおよびITFの加盟組織が関係する、交通運輸関係のコールセンター企業や多国籍企業を標的に活動を展開する(教育活動や調査研究活動を含む)ことも提案された。
「グローバルなレベルでの組織化・労働条件向上のカギは労働者の連帯だ。グローバル化に伴う機会を利用して、コールセンター労働者の組織化を進めたい」とITFのセーラ・フィンケ女性・情報政策部長は語った。コールセンター会議はITF女性委員会の組織のもとに行われた。ITF全体の活動として女性交運労働者やグローバル化に力を入れていく上でも支えとなる。 |
|
|
|
|
|
|
|