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2009年10〜12月 第37号 |
■今月のニュース |
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路面運輸
ペルーの運転手のスト
ペルーの路面運輸労働者20万人を組織し、ITFに加盟するFNTTPは、バスおよびトラック運転手の労働条件改善を目指して、全国規模のストを実施した。リマの国会議事堂前での行進や他都市での車両デモは、警察が動員される事態に発展し、6人が逮捕され、数人が負傷した。カラオでは、交通システムが完全に麻痺状態に陥った。
FNTTPは、交通運輸の規制および安全促進の一環として、運転手の1日8時間労働を要求している。当局との話し合いは、これまで何度も拒否されてきたが、6月のストの最中、労働大臣および運輸大臣との面会を許可され、交通運輸法制の見直しと運転手の労働条件改善を要請した。
ITFのアントニオ・フリッツ中南米地域部長は、「ペルーの運転手の大多数が非正規労働で、1日16〜18時間もの長時間運転を強いられている。彼らには労働者としての法的権利もない。政府は、交通運輸産業の再規制と交通事故の減少のための新たな仕組みを構築するために、対話を開始すべきだ。我々労働者は、労働者の権利と同時に、乗客の命を守るために闘っているのだ」と述べた。 |
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