| 2009年10〜12月 第37号 |
| ■民間航空部会 |
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ITF民間航空部会
創立60周年
民間航空サービスの60年
ガブリエル・モチョ民間航空部長が、ITF民間航空部会の過去60年を振り返る。
ITF民間航空部会が初めて行われたのは、ジェット機開発の数年前の1949年10月のことだった。当時、一般市民が航空機に乗る時代が来ると予測できたのは数少ない先見の明のある人たちだけだった。
第2次世界大戦後、ITFは活動を再開し、既にITFに加盟していた民間航空労組は、それまで鉄道や海運が中心であったITFの活動を航空中心にしてみてはどうかと考えた。さらに、労働条件の改善だけでなく、安全問題にも取り組もうと考えた。
1949年の民間航空の世界は、今日とは大きく異なっていたが、その後60年の科学の進歩や技術革新により、今や民間航空は重要な交通手段となった。
乗客数が増えるにつれ、仕事も増えていったことは、客室乗務員にとっては常に悩みの種だった。以前はコックピットに5名の乗員が乗っていて、小型の航空機でも客室には多くの乗務員がいた。整備士やグランドハンドラーは数百人に上った。コンピュータもなかったため、事務員も数名必要だった。しかし、業界の様々な変化により、全ての職種が影響を受けてきた。
技術革新は労働者にとって常に問題であり、労働条件への影響と切り離せなかった。ジェット機の登場で飛行時間は減少したが、長距離の直行便ができたため、乗務員の搭乗数や勤務時間は増えた。後のコンコルドの登場で、ロンドン/ニューヨーク便が1回のシフト勤務で可能になったが、これは前代未聞のことだった。ボーイング747型機の登場もまた、コックピットと客室乗務員の無線連絡のあり方を大きく変化させた。
しかし、航空労働者にとって真の問題は、70年代末に航空市場が規制緩和された後に訪れた。何千人もの良質の雇用や、評判の高かった航空機が失われていった。新自由主義政策のもと、航空産業が抱える問題への最善の解決策は、民営化と業務の外部委託であるとの考えが広まった。しかし、それは間違っていたことが歴史の中で実証された。国際民間航空機関(ICAO)が2005年に行った調査から、自由化を過度に進めると安全面に支障をきたすことが明らかになった。
航空ビジネスの利幅は脆弱なもので、景気に大きく左右される。戦争やインフルエンザ、テロ攻撃などの影響を理由に、それまでの数十年間、労働者が雇用を守ろうと必死に闘って、勝ち取ってきた団体協約の条項について、会社は常に労働者や組合に譲歩を迫ってきた。
今日では、格安航空会社の登場により、乗務員や乗客はさらに我慢を強いられるようになっている。ライアンエアのような会社は、無限のコスト削減を追求するがゆえに、従業員を極限まで追い詰めている。ITF民間航空部会が実施した疲労に関する革新的な調査からも、疲労は組合員にとって深刻な問題であることが判明した。何とかして、この問題に対処しなければならない。
現在の金融危機とそれに続く不況により、経済、雇用、団体協約が再び危険にさらされている。そのため、労働組合がこの危機にどう対応しているかを分析し、過去の危機的状況から教訓を学び、来るべき危機に備えることができるのかを把握しようと、ITFは金融危機が民間航空に及ぼした影響をILOと共同で調査している。この調査結果は、今年中に発表される。
民間航空の世界は変化しつつある。気候変動問題が取り上げられるにつれ、航空産業の持続可能性の問題が前面に押し出されてきた。労働組合もまた、手遅れになる前にこの問題への対応を始める必要がある。労働界は公正な移行と持続可能な雇用を求めて運動を展開しなければならない。こうした問題を無視する余裕は、もはや労働者にはない。
このままでは労働者の条件が底辺まで押し下げられるだけであることを、労働者は確信している。労働組合は絶えず航空会社が提案するコスト削減措置を呑まされてきたが、もうたくさんだ。航空産業に、危機はつきものだ。破綻する航空会社もあるし、ビジネスには浮き沈みがある。労働者は反撃に出る必要がある。産業の変化の矢面に立たされるのは常に労働者であるという事実を、もはや受け入れることはできない。
ITFは、これまでの60年間に世界中の航空労働者を代表し、ITF加盟組合が行ってきた取り組みに感謝する。 |
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規制緩和から疲労問題へ
近年のITFの課題
1978年:カーター大統領の時代、航空規制法が制定され、運賃、航路、新規参入に関する政府の管理権は奪われた。航空会社の破綻のドラマや、譲歩の末に結ばれる団体協約(CBA)が登場したのも、この頃からだった。
1987年:ブリティッシュ・エアウェイズが民営化され、国営航空会社に民営化の波が押し寄せた。
1988年:ロンドン・ヒースロー空港発のパンアメリカン航空のジャンボ機が爆破され、スコットランドのロッカビーに墜落、乗客乗員259人と地上にいた11人が死亡した。この爆撃事件は、その後の航空保安に大きな影響を与えた。
1997年:エアカナダ、ルフトハンザ航空、スカンジナビア航空、タイ国際航空、ユナイテッド航空がスターアライアンスを形成。初の航空アライアンスであり、ITFはアライアンス・グループを立ち上げることで、これに対応した。
1997年:この60年間、世界のどこかで労使紛争は絶えず起きてきたが、この年は特別だった。ブリティッシュ・エアウェイズの客室乗務員が3日間のストを、また米国ではUPSの労働者18万5千人が15日間のストを実施し、ITFの連帯調整活動のもと、両ストとも大成功を収めた。
2000年:グローバルな迷惑行為防止行動日を7月6日に実施した。非常に効果的かつ加盟組合主導型の画期的キャンペーンとなった。多種多様に富んだ参加型の楽しいキャンペーンを通じ、労働者と乗客が一丸となって同じ目的のために運動した。
2001年:9.11テロは、経済的にも、また保安面からも航空業界にとっての惨禍だった。加盟組合の努力が、2002年の画期的なILO三者合意(1999年には同じ取り組みが失敗した)という形で直接的に実を結んだ。また、2003年のICAO航空経済規制会議で、労働者に有利な進展が見られた。
2005年:史上初の航空経済会議を、ITF本部で開催した。この会議をきっかけに、航空管制官と操縦士をそれぞれ代表する国際航空管制官協会連盟(IFATCA)および国際定期航空操縦士協会連合会(IFALPA)などの友誼団体との先を見越した協力関係が立ち上がった。また、経済会議をきっかけに、航空産業におけるグローバルな労働アライアンスの形成が目標となった。
2009年:ITF航空部会は航空産業における疲労の問題に関する調査を開始した。このような大々的なグローバル調査の実施は初めての取り組みだ。 |
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| 航空部長の前任者、スチュワート・ハワード、シェーン・エンライト、インゴ・マロスキーの支援のもと、編集。 |
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ITF民間航空部会創立60周年
ITF民間航空部会創立60周年を記念して、航空業界の現状とITFのこれまでの活動について、ITF民間航空部会幹部に聞いた。
カーラ・ウィンクラー
ITF民間航空部会議長
米機械工・航空宇宙産業労組(IAM)
IAMはこれまで度々、他国の労働組合の連帯に頼り、その結果、重要問題に関して成功を収めてきた。
アリタリア航空との争議の際も、イタリアのITF加盟組織の力を借りられることを我々は知っていた。航空会社にとって、アライアンスが不可欠な存在となる中で、我々も、ITFのアライアンス会議を通じて、組合員への影響が予想される会社の計画に関して、情報に通じていることが重要だ。
客室乗務員の資格証書や迷惑行為に関するITFの運動は、米国の加盟組織はもちろんのこと、他の多くの加盟組織にとっても、大成功だった。また、国際民間航空機関(ICAO)において、我々の声が考慮されるようになり、より大きなプレゼンスを示せるようになったことも大きな成果だ。
業界再編・合併は、組合員に多大な影響を及ぼし、業務縮小や一時解雇を伴うのが常だ。年功制の見直しは、従業員の不安を招き、大きな摩擦を生じさせる。そうなると、会社側は組合の認証取り消しを画策する。半世紀以上、組織化されている職場が、団体協約を潰そうとする会社側のターゲットとなる。
国境を越えた国際連帯は、全ての仲間に利益をもたらす。基準や最良慣行について情報交換し、それを活用するとき、我々はもはや一組合、あるいは一企業の労働者を代表しているのではなく、世界の労働者のグローバルな声を代表していることになる。
国境を越えた組織化を目指し、ある企業を標的にすることで、労働者を搾取し、できるだけ低い基準を適用させようとする試みを阻止することができる。職場の安全衛生を訴えることで、自ら声を上げることができない仲間も含めて、全ての労働者の基準を底上げすることができる。今日の厳しい経済状況において、最初に狙われるのは労働者だ。世界中の労働組合は協力し合い、企業のこのような試みを跳ね返さなければならない。それを行う場がITF民間航空部会だ。
マンフレッド・カルソー
Verdi労組(ドイツ)
民間航空部会運営委員
Verdi.国際部とITF民間航空部長との継続的な連絡体制は、Verdiの国際関係や国際プロジェクトおよびキャンペーンの基盤となっている。
ローコスト・キャリヤー(格安航空会社)の問題や、世界の人権・労働組合権の問題への対応はITFのすばらしい協力なくしては、不可能だっただろう。
今日の最大の課題は経済危機であり、我々の活動にも大きな影響を与えている。
−賃下げ
−人員削減
−航空会社の倒産
−世界の航空輸送能力の減少
ITF民間航空部長および民間航空部会運営委員会は、経済危機の影響について、政策議論を行うべきだ。また、マスコミにも声を発信するとともに、世界各国の加盟組織の抱える様々な問題について、行動計画を策定する必要がある。
ワダ・ダービス
ITF民間航空部会運営委員(女性代表)
ヨルダン航空観光労組(GATUT)
ITF民間航空部会は、様々な分野でGATUTや他の労組を支援してくれている。組合や労働者の問題、雇用確保や労働条件改善闘争について意識を高めたり、オープンスカイ、グローバル化、民営化の問題や、それらが労働者に及ぼす影響について理解を深めたりすることができた。
ITF民間航空部会は、ワークショップや会議等の女性参加率30%の確保等、男女平等の推進にも力を入れている。
同部会が実施した調査・研究によって、世界および地域の労働者が直面している共通の課題について、幅広い知識を得ることができた。
特に、キャンペーンやオルグに関しては、他労組と経験を分かち合い、連帯についても学ぶことができ、非常に助かっている。
1997年と1998年、ロイヤルヨルダン航空(RJ)の民営化が行われていた。我々の再三の要求にも関わらず、経営陣および政府は労使交渉を拒否したため、我々はITFと連絡をとり、支援してもらうことになった。ITF民間航空部会は、GATUTと英国の運輸一般労組(T&G)とのトップ会談を調整してくれた。T&Gは、RJが毎日、乗り入れているヒースロー空港を組織している。
このトップ会談で、ある連帯計画が練られた。ヒースロー空港のT&G組合員がRJのフライトの準備作業を拒否し、飛ばせないようにすることだった。目的はRJ経営陣と政府に圧力をかけることだ。
この計画を耳にしたRJ経営陣と政府は、RJのパイロットにフライトへの影響を問い合わせた。その結果、政府がRJ経営陣に労使交渉を開始するよう命じ、1ヶ月も経たないうちに、労働者の権利維持と人員整理の補償金を約束する労使合意が締結された。
GATUTも今日の経済危機の影響を受けるかもしれない。RJ社長は最近のインタビューで、従業員に無給休暇を命じる可能性を示唆している。
いかなる問題にも対処できるようにするために、予防的戦略をITF民間航空部会が調整すべきだ。
ジョゼフ・モーラー
運輸労組(チェコ共和国)
ITF民間航空部会運営委員
最も重要なのは、絶え間ない情報の流れだ。かつては、ITFから様々な情報をもらい、重宝していた。例えば、種々の調査結果を団体交渉に役立てたりしていた。
最近、最も助かっているのは、欧州委員会(EC)が資金協力するフェアラインのオルグプロジェクトだ。
ITFは、スカイチーム労組連合の活動の一環として、スカイチーム加盟航空会社の国際基準としての「グローバルな行動規範と社会的責任」の策定を支援してくれた。この文書は、関係労使で署名されている。
他の航空会社と同様、我々も世界経済危機の影響を受けている。かつては、労働条件の改善を目指して交渉していたが、現在は、既存の条件を守るための交渉が行われている。
もう一つの課題は新自由主義だ。現在、チェコ航空の民営化が行われている。その後、プラハ空港の民営化も行われることになっている。
我々にとって、最も重要なのは情報交換だ。全てを一から始めなくてもよいようにするためだ。民営化は外国の方が進んでいる。同じ過ちを繰り返すのは避けたい。
ジミー・マサゲ
ケニア航空合同労組(AAWU)
ITF民間航空部会運営委員
ITF民間航空部会は加盟組織間の情報交換を手助けしてくれる。他の航空会社の問題や対応策は、業界を知る上でも参考になる。ITFに加盟していることで、航空業界についてより幅広く、より詳しく知ることができる。
ITFにはたくさんの情報があり、組合内部の問題や労使問題を解決するのに活用している。団体交渉の準備にも役立っている。
AAWUが現在直面している最大の課題は、客室乗務員の体重制限の問題で、法廷闘争を展開中だ。(ケニア航空は客室乗務員の身長・体重に上限を設けている。)他の航空会社は客室乗務員の適正体重を決める際、BMIを基準にしているのか、制服を基準にしているのか、情報が欲しい。
客室乗務員の体重は、ケニア航空が主張するような安全リスクとはならないことを法廷で証明するために、ITFからの情報提供に期待している。我々は、体重制限は容姿重視の差別に他ならないと考えている。 |
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客室乗務員の歴史
アルゼンチンのロバート.N.シャーマンが、客室乗務員および組合活動家としてのキャリアを語る
1949年にITF民間航空部会が設立された時、私はポルトガルを拠点に、リスボン、パリ、ロンドンを飛び回っていた。
50〜60年代の最も大きな変化は、機材そのものだ。古い機材は、与圧客室、レーダー、安全な飛行技術を備えた新モデルに置き換えられ、労働環境もより快適になっていった。また、必要とされる客室乗務員の数が増える一方、飛行時間の延長とともに、家庭生活も変わっていった。
一方、この時代は、新モデルの墜落事故が相次ぎ、暗い時代でもあった。
私にとって、最も忘れがたいのは、1946年の英国向けの初フライトだ。水上飛行機で、11日間かかった。当時のサンダーランドは、他の水上飛行機と同様、技術的な理由から夜間飛行ができず、何泊もしながら、ブエノスアイレス→ブラジル→リスボン→ビスカロッセ(フランス)→リバプールという航程をたどり、リバプールからロンドンまでは乗客と共にバスで移動した。今日、ブエノスアイレスからロンドンまでは、17時間しかかからない。
私は常に世界を旅したいと思っていた。客室乗務員の仕事は、その夢をかなえ、新しい人生をスタートさせてくれた。皇族、大統領、科学者、スポーツ選手など、その時々の重要人物にも多数、出会うことができた。客室内においては、誰もが平等だ。乗客に安心と安全を提供する客室乗務員の仕事は、非常に重要だった。それは今日も変わらない。当時の乗組員の構成は、機長1名、パイロット2名、通信士2名、機上整備員2名、客室乗務員2名と、今からして見れば、非常に奇妙な構成だった。
私にとっては、飛び続けることが最大の喜びだ。特別なフライトに何度も乗務することができ、ラッキーだったと思っている。残念なのは、家族と離ればなれになってしまう時間が多かったこと。特に、7人の子供全員の誕生に立ち会うことができなかったことだ。 |
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| ローバート.N.シャーマンは「Relatos entre nubes(客室乗務員としての人生)」の著者。 |
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ITF民間航空部会創立60周年
継続は力なり
楽しむことも忘れずに
連帯は功を奏し、組合員も感謝している、とジョージ・ライドは言う。
1990年にITF民間航空部会の副議長に選出された。当時、航空アライアンスが発展しており、我々は、労組版アライアンスを創設し、これに対抗した。労組版アライアンスの重要性と影響力は会社側にも認識され、「ワンワールド労組アライアンス」の会議には、アメリカン航空の社長が役員全員を引き連れて出席したほどだ。
1990年代、英国運輸一般労組(T&G)は、英国航空(BA)との多くの争議を抱えていた。各争議は一定の直接行動へと発展したが、これらの直接行動を取る前に、どのような連帯行動を他の加盟組織から期待できるかをITFと協議した。当時のBAの管理職の反応から、組合の連帯行動には大きな影響力があることが分かった。当時の人事部長は、ITFの行動を把握するために、民間航空部会のホームページをチェックすることを日課としていた。
BAの客室乗務員をめぐる争議の最中、ジョンFケネディー空港でコンコルドの離陸が数時間遅れたことがあった。引退したBAの客室乗務員2人のピケに“恐れをなした”同空港で働くIAMとチームスター労組の組合員が就業を拒否したためだ。BAが乗り入れている空港で世界的なビラ配りを実施したり、ジンバブエのグランドスタッフ40人がBA747を囲み、離陸を遅らせ、逮捕されたりしたこともある(後日、不起訴のまま釈放された)。
ITFの迷惑行為反対運動は、おそらく、グローバルな調整が功を奏した国際労働組合運動の最もよい例だろう。世界のマスコミにも大きく取り上げられた。
1998年、ヒースロー空港で働くスカイシェフ(ケータリング会社)のT&G組合員が、24時間の賃上げストを実施、解雇されるという争議が発生した。解雇された組合員(主に女性とインド人)は2年間にわたり、スカイシェフの工場前でピケを張り続けた。ドイツのITF加盟組織(現Verdi)も支援に乗り出し、最終的に職場復帰と補償金の支払いが合意され、T&Gが勝利を収めた。
Verdiの航空部門役員のアンドレアス・ヘスは、この争議の解決のために、T&Gの代表者とルフトハンザ航空およびスカイシェフの役員との会議を設定してくれた。ドイツ各地で行われたこれらの会議には、ITFのイングリッド・コーラーが同行し、何時間にも及ぶ交渉の通訳を担当してくれた。イングリッドやITF、アンドレアスやVerdiの協力がなければ、この争議で勝利を収めることはできなかっただろう。
現在は、小規模の組合から航空業界を見つめているが、今も昔も我々の課題は変わっていない。前例のない経済危機によって、課題がより深刻になってはいるが。ITFの強みは、加盟組織の闘争に注目し、支援を動員できることだ。国際連帯が、会議や委員会の場を抜け出し、現場の労働者に向かった時に、いかに大きな力を発揮できるかをITFは示してくれた。
我々がこれまでに学んだ教訓は、これまでにやってきたことを継続すること、そして同時に、よりよいやり方を加盟組織や組合員と共に見つけることだ。苦しい時に、お互いに助け合うことの喜びや、それによってより大きな力を発揮できることを労働者は知っている。「継続は力なり。楽しむことも忘れずに」、これが私の唯一のアドバイスだ。 |
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| ジョージ・ライドはニュージーランドの航空海運技術者組合(AMEA)全国書記長。かつて、英国の運輸一般労組(T&G)航空部門全国書記やITF民間航空部会議長を務めていた。 |
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