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2008年7〜9月 第32号 |
■今月のニュース |
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路面運輸
拘留中のトルコ労働者を支援
ITFは昨年11月から投獄されているトルコ路面運輸労組(Tumtis)の組合員7人の支援を約束した。
ITFに加盟するTumtisのアンカラ支部の組合員7人が現在、首都アンカラのシンカン刑務所に捕らえられている。
彼らは、昨年11月20日に拘留され、3日後に公式に逮捕された。同時に逮捕された他の10人の組合員は、後日釈放されたが、Tumtisの7人の組合員は、他の8人と共に告訴に直面している。彼らは、「犯罪組織を結成した」容疑で告発されている。有罪が確定すれば、裁判所の命令により組合活動は停止させられることになろう。Tumtisが2つの組織化運動を開始しようとした矢先に、今回の拘留が発生した。第1回目の審問は、6月6日に予定された。
ITFは、様々な方法で拘留中のTumtis組合員を支援することを約束している。オンラインキャンペーンを立ち上げたり、欧州議会の人権部やアムネスティ・インターナショナルに支援を要請する予定だ。7人の逮捕直後にエルドアン首相宛てに抗議文を送付しているが、さらに、イラン当局にも抗議文も送る予定だ。
ITF内陸運輸部門の浦田誠部長は、「Tumtisが犯罪組織であることを示す証拠はどこにもない。労働組合に対するこのような攻撃は、トルコも批准している労働組合権を擁護する諸国際条約に公然と違反するものである。我々が労働組合権の擁護に立ち上がらなければ、トルコのような国々は、労働組合権を踏みにじり続けるだろう」と述べた。 |
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ITF、使用者、ILOによるトラック運転手のためのエイズ対策
特定の産業をターゲットにした初のHIV-エイズ教材が、労組、使用者、ILO(国際労働機関)の共同開発で誕生した。
ITF、国際路面輸送連盟(IRTU)、ILOによって始められたこの対策は、HIV-エイズに対するトラック運転手の闘いを支援することを目的としており、2006年のILO三者構成会議で決まった。
昨年、ウガンダのカンパラとロシアのモスクワで開催された2回の三者構成検証会議に教材が提出され、ここでの意見が教材の開発に取り入れられた。
トレーナー用マニュアル、路面輸送事業者の管理職用コース、交通運輸労働者用の意識啓発コース、本教材や他の研修機会を促進するDVDが含まれている。
ITFグローバルHIV-エイズコーディネーターのアジフ・アルタフは「この教材は、国際輸送の運転手を組織する組合にとって、HIV-エイズ問題を中心活動に取り入れるのに役立つだろう。HIV-エイズのリスクに対する意識を高め、トラック運転手とその家族の健康と安全を守ることを助けることにより、この教材が重用になると確信している」と述べた。
ITF内陸運輸部門の浦田誠部長は「国際輸送の運転手は長距離を移動し、自宅から離れている時間も長く、感染リスクが高い。にもかかわらず、ほとんど対策が行われてこなかった。交通運輸労働者や組合の積極的な関与なくして、世界的な流行に有効な対策を講じることは不可能だ。この教材が一役買うことを期待している」と述べた。 |
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教材(現在は英語版のみ)の配布は路面運輸労組に限定している。入手希望者はへ |
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(エイズ・結核予防)。 |
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