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2008年7〜9月 第32号
■今月のニュース
 
民間航空

米航空会社の合併 労働者の権利擁護を


米国の主要航空会社、ノースウェスト航空とデルタ航空が4月14日に合併計画を発表したことを受け、米国の航空労組は労働者の権利を守る決意を新たにした。
ノースウェスト航空の乗務員を組織する客室乗務員組合(AFA-CWA)は、全米機械工・航空宇宙労組(IAM)と共に、デルタ航空の組織化に務めてきた。現在、デルタ航空で、まとまって組織されているのはパイロットだけである。
AFA-CWAノースウェストの執行委員長、ケビン・グリフィンは「AFA-CWA は、両社の合併に対して幅広い戦略を練ってきた。これからも、客室乗務員の権利や協約を守るために、積極的に行動していく。この合併がうまくいけば、デルタ経営陣はこれまでの反労組戦術を止め、客室乗務員と協力しながら、問題を解決していかなければならない」と語った。
IAM副委員長、ロバート・ローチ・ジュニアは「IAM合併委員会は、ノースウェストとデルタの合併提案を検討してきたが、この合併が、サービスを受ける乗客、社員、コミュニティーにとって、最善の利益ではないと確信している。組合員の雇用、労働協約、年金、先任権、組合に加入する権利を脅かすいかなる合併に対しても、合法的手段をつくして反対していく」と述べた。
昨年、デルタ航空も加盟している「スカイチーム」アライアンスの労働者を組織する組合が、AFA-CWAとIAMのデルタ航空組織化を支持するために、アトランタで開かれた集会に参加した。それ以来、チェコ、フランス、イタリア、ケニヤ、メキシコ、オランダ、ロシアのスカイチーム関係労組から、連帯のメッセージが送られてきている。
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ITFの「燃え尽き」調査進行中

ITFはキャンペーン活動を強化し、労働条件向上を訴える際の根拠とするため、航空産業でのストレスと疲労に関する世界規模の調査を実施している。
調査票は8ヵ国語に翻訳され、グランドスタッフ、客室乗務員、航空管制官を組織する200以上の労働組合に送付されている。
多くの大学の著名な学者を含む研究チームが回答を分析し、調査結果を報告書にまとめる。この調査結果は、自由化が労働者のストレスや疲労のレベルに影響を与えていることを証明するものとして期待されている。また、調査の結果によっては、使用者や政府に対して、ストレスや疲労のない労働環境を含む、全ての航空産業労働者のための良好な労働条件の重要性を説得するのに役立つものと期待されている。
ITFのインゴ・マロスキー民間航空部長は「この調査結果を今後の活動に活用していく。必要があれば、労働時間や休憩時間の規制強化を求める運動を拡大し、労働者を“燃え尽き”現象や疲労から守っていきたい。世界の著名な学者と共に実施するこの調査が、自由化とスタッフの労働条件の関連性を具体的に証明することになるだろう」と述べた。
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