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2008年7〜9月 第32号 |
■今月のニュース |
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グローバルな組織化へ
若年活動家が意見交換
若年交通運輸労働者達が、ITFの活動を35歳以下の人々により適切なものとするために計画された会議に、自らの経験を持ち寄った。
3月18日にロンドンのITF本部で行われた対策会議には、様々な地域や交通運輸産業を代表する若い男女が集まり、ITFの活動を若年層にとってより魅力あるものとするため、どのような取り組みを組織できるかを議論した。
若年労働者の問題は、モンゴル運輸通信石油労組(MTCP)からの提案を受け、ITFのダーバン大会で初めて提起された。その後、ITF執行委員会でも議論され、執行委員会は、若年層に焦点を当てた活動を開始するため、「対策委員会」の立ち上げを提案した。
対策委員会では、参加者がウェブ媒体やソーシャルネットワーキングをツールとして利用し、労働運動や若年層を対象とした活動の提案を推進することなど、様々な問題を議論した。この会議の議論は、提案の形にまとめられ、ITF執行委員会に提出されることになる。
MTCPのラグカー・バヤラーは、「若年労働者の国際労働運動へのより積極的な参加を促すための戦略をITF世界大会に提起するよう、うちの組合員が組合に働きかけてきた。モンゴルでは、人口に占める若者の割合が非常に高く、労働問題について若年層を訓練する方策を見出す必要がある。また、組合に加入することのメリットを若者に納得してもらわなければならない」と述べた。
スペインのCCOOの青年社会政策部長を務めるファティーマ・アグアド・クエイポはこう述べた。「若者は他の年齢層と同様、社会の代弁者だ。若年層を労働組合に加入させることができなければ、15年後に組合は消滅しているかもしれない。よりよい労働条件のためにどう闘うのか、新しい手法を見出し、物事を前向きに変化させていく上で、若者は大いに役立つ存在となり得る」 |
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