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2008年7〜9月 第32号 |
■今月のニュース |
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イラン
組合指導者の釈放を!世界で統一行動
世界各地の組合員や人権活動家が3月6日の統一行動日に参加。イランの組合指導者、マンスール・オサンルーの釈放を訴えた。
獄中生活が数ヵ月に及ぶテヘランバス労組委員長のマンスール・オサンルーは、目の手術を受けるため、4月にエヴィン刑務所から出され、家族や組合幹部と面会した。
4月上旬にサケズ・ベイカリー労組の指導者、マホムード・サレヒが約1年間の投獄の末に釈放されたことを受け、オサンルー釈放への期待が高まっていた。
統一行動日は、労働組合運動とアムネスティー・インターナショナルの呼びかけで実施された。ロンドンでは、イラン大使館や国会の前で抗議行動が展開された。東京では、イラン大使館や日本の外務省に抗議文が手渡されたほか、連帯集会が開催された。また、日本全国35カ所で45,000枚のビラが配られた。
エチオピアでは、ITFが作成したテヘランバス労組に関するビデオ「自由は来る」が上映されたほか、ニュースレターの特別号が労働者や外交当局に配布された。インドネシアでは、ジャカルタのイラン大使館前で開かれた集会に組合員200人以上が参加し、警備責任者に抗議文が手渡された。ウクライナでは、キエフのイラン大使館や内閣府の前で組合によるピケがはられた。イラン大使館には抗議文を手渡そうと試みたが、職員に受け取りを拒否された。
抗議行動が始まってから、英国とオーストラリアの政府が、統一行動日を支持する声明を発表した。オーストラリアのステファン・スミス外相は、中核的国際労働基準へのオーストラリア政府のコミットメントを表明し、「オーストラリア政府は引き続き、イラン政府に人権尊重を呼びかける」と述べた。 |
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