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2006年7〜9月 第24号 |
■今月のニュース |
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民間航空
パキスタン航空のボイコットを! ITFはパキスタン航空(PIA)従業員に対する弾圧に抗議し、労働組合権の回復を訴えるために、PIAのボイコットキャンペーンを開始した。
このキャンペーンは、PIA従業員に対する弾圧を止めるよう、パキスタン政府に圧力をかけるもの。PIAでは、組合活動家5人が解雇され、数人が停職処分を受けている。
ITFは抑圧されている5つのITF加盟組合と3つの非加盟組合を代表してこのキャンペーンを展開し、英国やパキスタンの航空労働者と共に、英国のパキスタン人社会などにボイコットを訴えている。
このキャンペーンの一環として、5月にブラッドフォードにあるパキスタン領事館で抗議デモが行われたほか、リーズ、ブラッドフォード、マンチェスターのイスラム教寺院やシーク教寺院でビラ配りが行われた。5月20日にもブラッドフォードのPIA営業所で抗議行動が行われた。本誌が発行される頃にもさらなる抗議行動が予定されている。PIAが乗り入れている国のITF加盟航空労組もビラ配りやデモを実施した。
政府の後ろ盾を受けたPIAは、最高裁の違法判決にもかかわらず、何年間も組合弾圧を続けている。国際労働機関(ILO)も、本件に関するITFの提訴を受け、パキスタン政府の労働組合権侵害を非難したが、政府は無視し続けている。
「ボイコットは軽々しく行うものではない。しかし、パキスタンの労組に対する弾圧は深刻だ。彼らは反撃を求めている」とITFのデビッド・コックロフト書記長は言う。
「PIAは政府の助けを借りて、何年間も労働者の権利を侵害し続けている。このような事態は近代国家、近代的な航空会社、航空のような21世紀型産業においては許されない」と英国のPIA従業員を代表する英国運輸一般労組(T&G)のモハマド・タジ総務会長は語った。 |
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ITFは特にPIAが就航している国の加盟組合に、このキャンペーンへの参加を求めている。PIA従業員の支援に関する情報は、ITFキャンペーンウェブサイトへ(www.itfglobal,org/campaigns/campaigns-1159.cfm) |
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