オーストラリア海事組合(MUA)はダーバン大会に30人の代議員を派遣する。この中には一般組合員18人が含まれている。その内4人に話しを聞いた。
「グローバルな組織化へ」は全ての人を一つの旗の下に結集させる。数が多ければ多いほどよい結果が得られる。そのためには人々の評判と信頼を勝ち取らなければならない。今回、大会参加の呼びかけに手を挙げたのは、ITFについて学び、視野を広げ、大会から帰ってから、より有能で活発な職場代表になりたいと思ったからだ。オーストラリアでは新しい労使関係法が制定され、団結の必要性がこれまで以上に高まっている。ローカルレベルの組織化がうまくいかなければ、国境を越え、勝利に向けて世界レベルの組織化を行う必要がある。
ポートケンブラニュー(サウスウェールズ州)
トールスコット・カーター(港湾労働者)
これまでずっとFOCキャンペーンに携わってきた。港湾労働者であれ船員であれ、ITFへのコミットメントと世界中の労組の団結が最も重要だ。「グローバルな組織化へ」は世界の組合活動家が自分たちのため、家族のため、子供たちのために共に闘うことだ。
ブリスベン(クイーンズランド州)
パトリック/トール、マリタイム埠頭
マーク・ラング(港湾労働者)
多国籍企業はグローバル化しているのだから、われわれも他の組合と共にグローバル化するのが賢明だ。外国人船員から食事、労働条件、賃金未払いなどの話を聞く。誰もが公正な賃金を受け取り、無事に家に帰り、家族の面倒を見る権利を持っている。どこの国であろうと、仲間の船員を助けるために最大限のことをする。お互い助け合うことが大事だ。
ITFの大会に一般組合員が参加することは重要だ。現場の労働者にメッセージを伝えるのはわれわれ一般組合員なのだから。大会から戻ったら、「われわれは一人じゃない。同じ問題に苦しんでいる人は他にもいる」というメッセージを伝えたい。
クイナナ(ウェスタン・オーストラリア州)
淡水化工場、はしけ・リグ担当
ジャック・マケーブ
国際運動が求められている。企業は買収し合い、競争力を高めている。われわれにも同じことが求められている。組合役員がかけた橋を渡るのはわれわれだ。世界で起きていること、他港の仲間たちがわれわれのためにしてくれていること、われわれが彼らのためにできることを大会から持ち帰りたい。
P&O(DPワールド)、ポートボタニー埠頭
マイケル・マーケト |