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グローバルユニオン

2006年7〜9月 第24号
■今月のニュース
 
ロジスティクス

TNTの労働者に連帯を!


宅配部門で世界第4位、ロジスティクス部門で世界第2位のTNTが昨年12月、ロジスティクス部門を売却する意向を表明した。
TNTの労働者は自分たちの賃金、労働条件、雇用を守るために、TNTが約束した「グローバルな権利保障」を将来の買収先が遵守するよう訴えている。この「グローバルな権利保障」は売却情報を労働者にも提供することや、労働組合の権利・代表権を尊重することを約束している。
これを受け、ITFは不安定な将来に直面しているTNTの労働者36,000人に連帯を表明するよう、世界中の加盟組合に呼びかけている。4月には、UNIと合同で国際キャンペーン「TNTに正義を!」を立ち上げた。Labourstart(労働関連の情報を提供するインターネットラジオ局)のホームページを通じた署名活動も展開、TNTのピーター・バッカー社長に抗議文を送るよう、呼びかけている。
これまでのところ、オーストラリア、英国、カナダ、イタリア、オランダ、ニュージーランド、米国の組合がこのキャンペーンを支持しているが、もっと多くの組合の支持が求められている。「TNTがロジスティクス部門を売却する際、雇用や団体協約に関して組合ときちんと交渉するよう、最大限の圧力をかけることが重要だ」とITFのスチュワード・ハワード書記次長は言う。
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詳しくはwww.TNTjustice.com
インテグレーター行動日

ロンドンでITF・UNI(ユニオン・ネットワーク・インターナショナル)合同会議が開催され、14カ国22労組からDHL、Exel、UPS、TNTの4大ロジスティックス企業で働くトラック運転手、パイロット、倉庫労働者、事務職員、グランドハンドリングスタッフが参加した。
会議では、ExelとDHLの合併やTNT株の大量売却など、4大手の最新動向について話し合われた他、主要交通ハブで労働組合ネットワークを構築することが合意された。11月9日の行動日の実施も決まり、労働者同士のネットワークはさらに発展していくことになろう。
「この会議により、4大グローバル企業における労働組合の国際協力がさらに前進した。行動日の実施により、組合間の協力が一般組合員レベルまで広がり、ネットワークの存在と他社の労働者とも連絡を取り合い、お互いに仲間と認識することの重要性を労働者が理解してくれればと願う」とITFのスチュワート・ハワード書記次長は述べた。
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