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No.25/2011 |
■フィリピン |
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マニラでのITFの展示は大勢の人で賑わった
2010年6月、フィリピンでITFが開いたイベントにおいて、「船員の年2010」を祝うために集まった大勢の船員たちは、お互いの乗船経験を話し合った。6月23-25日、マニラのルネタ船員センターで催されたITFエキスポは、3000人以上の人々で賑わった。
フィリピンのマリアニト・D・ロケ労働雇用相の挨拶で始まったこのイベントは、国内関係労組のAMOSUPおよび PSUとの密接な連携により実施された。アジア太平洋海事大学の実習生らも、この催しにおいて積極的な役割を果たした。
船員たちは、海賊阻止請願書に署名し、重要な職場問題に関してメッセージを書いたほか、ビデオ制作のためのインタービューに出演するなど、一連の活動に参加した。インタービューで船員たちは、船内生活の基本的な問題について質問を受けた。
ITFエキスポにおけるドキュメンタリーとインタービューを合わせ、約10時間分のビデオが収録された。
会場を訪れた人々のために、無料健康診断、クイズおよび抽選会が催された。また、来場者には、「船員へのメッセージ」というタイトルのパンフレットも配布された。このパンフレットには、世界の全てのITFインスペクターの連絡先などが記載されている。この他、ITF船員ブルテンやその他のITF出版物も配布された。
これに加えて来場者には、労働組合加入によって得られる利益やITF協約が適用されている船舶の雇用・労働条件に関する資料も配布された。ITF海事活動部のグラハム・ヤングは、次のように語った。「船員たちの積極的な反応に、我々は大いに喜んでいる。素晴らしい3日間だった。我々は、他の地域におけるこのようなイベントにおいても、今回のような成功を収めることを希望している」
今回のITFエキスポは、2010年6月、マニラで開かれた「船員の訓練、資格および当直に関する条約(STCW)の改正についての国際海事機構(IMO)会議」に関連して開催されたイベントの一環として開かれたものであった。
ITFエキスポのビデオは次のサイトで。
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