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2011年4〜6月 第42号 |
■最前線 |
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言語録
「船員と同様、漁船員も通常、このような国際的な事件で弱い立場にある。外国では声を上げることもできない。ITFは引き続き漁船員の苦境を調査し、他にできることがないかを検討していく。これらの事件は、交通運輸労働者の国籍がどこであれ、被害を受けた労働者を支援するためには、全ての国に、きちんと機能する ITF加盟組合協議会が存在していることが、いかに重要かを物語っている」
2009年3月以来タンザニア当局に拘束されている漁船員36人の訪問団長を務めたジョセフ・カテンデITFアフリカ地域部長の言葉。オマーン籍漁船の乗組員(中国、ケニア、マレーシア、フィリピン、台湾出身)36人は、違法漁業の容疑でタンザニアで逮捕されたが、船主は彼らに無関心であることが伝えられている。
「行動を起こすことは、長期的に雇用や労働条件を守る上で非常に重要であることを、組合の執行部のみならず、一般組合員にも説得していかなければならない。このことは、得てして国内的には理解されているが、企業が世界のあらゆる所で事業展開している中で、同様の原則が国際的にも適用されなければならない」
1月20‐21日にワシントンDC(米国)で開催された多国籍企業に関する労組セミナーで、デビッド・コックロフトITF書記長が発した言葉。
「持続可能な環境とディーセントワークの間には、直接的な関連があるということが、強く認識された。グローバルユニオンは、気候変動の取り組みに必要な行動を起こすために、重要な役割を担っている」
全地球的な持続可能性に関する国連パネルの副議長を務めたタルヤ・ハロネン大統領と国際産別組織代表者との会合(1月21日、於ヘルシンキ)を終えた後のスチュワート・ハワードITF書記次長の言葉 |
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