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2011年4〜6月 第42号 |
■世界エイズデー |
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世界エイズデー2010
2010年12月1日の世界エイズデーのテーマは、「ユニバーサルアクセスと人権」だった。
35カ国、90のITF加盟組合が、この日に行った活動を報告してくれた。
オーストラリア・サービス労組は、HIV/エイズのキャンペーンのために組合のウェブサイトを活用し、各職場にITFが作成した資材を配布した。
カンボジアのシアヌークビル港湾労組は、組合員と特別輸出加工区で働くインフォーマル労働者を対象に特別ピアエデュケーション(仲間同士の教育)訓練プログラムを実施した。
カナダの自動車労組(CAW)は、カナダや世界で行われているHIV/エイズの予防活動に関する情報を掲載したマニュアルを作成した。詳細はを参照のこと。
エクアドルでは、航空労組が空港で働く労働者2000人と、乗客4000人強にキャンペーン資材を配布した。
フランスでは、CGTが職場でHIV/エイズに関する討論会を開催し、ITFのキャンペーン資材も配布した。
グアテマラの港湾労組が討論会を開催し、集まった港湾労働者にコンドームを配布した。
ホンジュラスでは、港湾労組が組合員のために、連帯ウォークとファミリーデーを実施した。また、リーフレット、ビラ、コンドームを職場で配布し、HIV/エイズに関するITFのドキュメンタリーを上映した。
インドネシアでは、ノルウェー船員組合と、インドネシア船員組合がバリの船員センターにブースを設置し、船員のエイズに関する知識を試す「エイズゲーム」の実施などの活動を終日行った。
ケニアでは、長距離トラック運転手労組が一週間にわたり、北部回廊沿いの主要サービスエリアでキャンペーンを実施し、任意のHIVテストを受けるよう運転手に勧めた。
モーリシャスでは、公務員労組が一日ワークショップを行い、HIV/エイズが社会面、経済面でもたらす影響について意識向上に努めた。
モンゴルでは、運輸通信石油労組が、HIV/エイズについて意識向上を図るため、組合員を対象とした訓練プログラムを実施した。また、様々な職場で路面運輸労働者と話し合いをもった。
ネパールでは、ITOWANとNETWONの2労組がコンドームをはじめ、意識向上を図るための資材をインドとネパールの国境地帯でトラック運転手に配布した。
パラグアイのUSTTは、政府および使用者と協議し、交通運輸産業を対象としたHIV/エイズ政策の策定を約束する三者協定に調印した。
スペインでは、Union Sindical Obrera労組が「HIV/エイズと働く世界に関するILO勧告」を実施することの重要性に焦点を当てたキャンペーンを展開した。組合の活動家が、特別なニュースレターも作成した。
タイでは、ITFタイ事務所の女性たちが中心となり、エイズキャンペーンとして行われた慈善バザーを手伝った。バザーの結果、8千米ドルが集まった。
トーゴでは、運輸労連がトーゴ労働者組合総連合(CSTT)と協力し、「HIV/エイズと働く世界に関するILO勧告」について討論会を行った。
ベネズエラでは、鉄道労組がカラカスの鉄道や地下鉄の駅でポスターやコンドームを配った。
ザンジバル(タンザニア)の運輸通信労組が、職場のHIV/エイズ方針を定めるために5か所で会合を開いた。 |
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